多汗症と自律神経失調症

多汗症の場合、単に精神的な緊張のために汗がたくさん出るのではなく、緊張したときに発汗を促す交感神経が人より敏感すぎるために汗を多くかいてしまうのです。そのため、多汗症の人は、ごく普通に交感神経が活動しはじめただけで、大量に汗をかくようになってしまいます。
 
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経はカラダを緊張、興奮状態にしますが、副交感神経の方は、平常時や心身共にリラックスしている時に働きます。
交感神経は朝目覚めると働き始め、副交感神経は夕方頃から働き、夜をリラックスして過ごせるように導きます。こうして人間の体は交感神経と副交感神経の絶妙な働きでバランスをとり健康を保っているわけです。
 
しかし、過度のストレスや生活リズムが乱れたりすると交感神経と副交感神経の入れ替わりが正常に働かなくなり、いつまでも緊張状態が続いたり、倦怠感でやる気が出なかったりするようになってしまいます。このような症状が慢性化すると、自律神経失調症を招いて、多汗症を併発することがあります。